ぼっちのお供📕
今週のお供は、こちらです
西加奈子さんというと、「サラバ」や「きいろいゾウ」など、独特の感性で描く作品の多い作家さんですが、意外にもこのような形式の著書は初めてのようです。しかも、自らの乳がんの闘病の様子を綴っています。
乳がん…これまでも、多くのの女性がこの病で闘病を続けたり、命を失ったりしています。そして、私よりも若い世代の、30代、40代の方々が罹っている印象が強いです。西さんもまだ40代で、お子さんはまだ幼いようです。
結構色んなところで啓発されていて、早期に見つけて、治療を経て回復している方々もいますが、残念ながら及ばない方々もいます。不治の病ではありませんが、気がついた頃にはもう…というパターンも耳にします。
西さんも、まさか自分が…、と、病気を宣告されると、よく考えがちな思考をしたと仰っていました。しかも、日本ではなく、カナダのバンクーバーで。
時はコロナ禍で、帰りたくても帰れない、そんな状況でした。なので、バンクーバーで治療を受ける選択をしたそうです。どれだけ心細かっただろう、と思いましたが、現地の友人たちが、とても親身になって助けてくれたそうです。
もし自分が乳がんなどガンと宣告されたら。多分、かなり混乱すると思います。乳がんではないのですが、検診で引っ掛かった事があり、しばらく年に1度乳腺外科に通っていました。ガンではなく、石灰化による小さなしこりだそうです。それそのものは問題ないのですが、乳がんのリスクはあると言われました。本当は今も通わないといけないんだろうけど、何回目かの検診で、具合が悪くなり、それ以来足が遠のいています。
治療方法も、今は色々あるようです。手術も、乳房を温存するもの、切除するものがあります。乳房の切除は、とても勇気がいります。やはり女性にとっては大切な器官ですからね。特に若い人ほど、残したい(切除したくない)と思うでしょう。
ただ、温存すると、やはり転移のリスクは高まります。命と乳房、どちらが自分にとって大切かということを、選ばなくてはいけません。本当に辛い選択だと思います。
そんなの命に決まっているじゃないと思う方、多いと思います。確かにそうです。でも、それよりも女として最後まで無傷で生きたい、と言う人も中にはいると思います。だから、生存率が高い割に、亡くなる人が多いのではないでしょうか。
もし自分が同じように宣告されたら。今は、そのまま何もせずに受け入れたい、と思っていますが、現実にそうなったら、やはりムチャクチャ悩むと思います。
何度も言うように、私は親のように長生きしたくありません。今も時々、どうすれば長生きせずに生きていくかを考えたりします(結構マジで)。それでも、がんと共存しながら生きていきたいか、と言うと、そこまで受け入れていく勇気もありません。コロッと逝けるのならいいけど、かなり壮絶そうなので。矛盾しているけど、苦しんで逝きたくないんです。
実はまだ途中なのですが、また読んだら改めて感想を書きたいです。
今週も淡々と過ごしています。もうすぐ、やーーっと祝日が訪れます。本当に、GWから海の日まで長いよね。今年は有休なかったので休めず、余計にそう感じました。来年からは、間に1日休みたいです。
珍しく朝に時間があったので、更新しました。週末まで頑張ります。