ぼっち☆ぼち

アラフィフおひとりさまの、他愛もない長〜い独り言です。

読書その①

 

昨日は昼映画館で観劇だったので、夜は読書タイム📖

図書館から借りてきました。父親の介護が始まった時、この作品の前作「健康以下、介護未満 親のトリセツ」を見つけて、大いに参考になり、心強い1冊になったのです。

今回は、タイトルの通り「介護ど真ん中」の様子が描かれています。カータンさん家は、ご両親が同時に介護が必要になったので、本当に大変だったと思われます。我が家はまだ「ど真ん中」ではありませんが(まだ辛うじて要支援2だけど、多分今度の認定で要介護になりそう)、日に日に衰弱していってます。そんな父を見ていると、本当に辛いけど、本人は精一杯生きようとしているのが分かるで、なるべく負担のないように過ごして欲しいです。

…と言うものの、母の負担は日に日に大きくなっています。我が家は、姉も私も実家暮らしですが、平日は仕事で家を空けているので、常に父に付き添っていなくてはなりません。買い物に出たり、近所の人と井戸端会議ならぬおしゃべりしたり、散歩に出かけたりなどして、気分転換を図っているようですが、長時間の外出は難しい状況です。更に排泄の付き添いは、母でないと父が嫌がるので(多分羞恥心か?)、付き添いは主に母がやっています。

休みの日は、姉か私のどちらかが家にいるようにしていますが、甲斐甲斐しい姉(排泄以外はほぼ出来る)とは対照的に、私ができることはかなり限られています。情けない事に、介助が怖いし、予想外の事が起こるとパニクるし、汚物の処理や排泄とかは絶対無理。無理にすると、過呼吸を起こしそうになっちゃう。

カータンさん家は、カータンさんとお姉さんのかおさんの2人で、それぞれちゃんとご両親に向き合って介護されているので、本当は見習わないといけないのですが。

実は、姉のかおさんが乳がんを患い、お父様が亡くなられてから僅か3ヶ月後に亡くなってしまうのです。この事実をブログで知った時、呆然としました。あれだけ2人で同士のように協力して介護に携わってきたのに、何で??って。カータンさんご自身もかなりショックだったようで、未だにそれを引きずってるのが、ブログでも分かります。

私も姉のいる立場で、まさに頼りっぱなしなので、本当に他人事ではなくて。同じ立場だったら、多分絶望を通り越した気持ちになって、二度と立ち直れないかもしれません。なので、とても悲しい気持ちになってしまい、最後の方は泣きながら読みました。

お父様は、残念ながら亡くなられてしまったものの、お母様はまだご健在でいらっしゃるご様子。ご主人や上の娘さんが、介護に協力的なのも、微笑ましいです。我が家はいわゆる孫と言える存在がいなく、姉と私の2人だけ。せめて、父が介護中は、母には元気でいて欲しいです。そして、くれぐれも無理をしてほしくないです。介護以外の面で、協力していきたいです。

多分そう遠くないうちに、施設へ入れる事も考えなくてはならなくなると思うのですが、そう言う時の事とか、今回もとても参考になりました。そして、大変で、かなりシリアスな状況なのに、それを楽しげにすら描いている描写力は素晴らしい👏

本当に介護生活は人それぞれ。何が正しくて、正しくないのか、手探り状態の中で、やっていかなくてはなりません。更に今は、介護の人材不足と言うこともあり、手厚い介護が難しくなっているような気がします。私はさっき言ったように、介護に躊躇してしまうことが多いので、介護業に携わる方々に対しては、本当に敬意を払いたいです。カータンさん家のように、素敵な介護関係の方々に出会えるといいなと思っています。

現在進行系で介護をされていて、心に癒やしが欲しい方に、是非読んでほしい作品です。