ぼっち☆ぼち

アラフィフおひとりさまの、他愛もない長〜い独り言です。

チケットの転売について

ちょっと前の話になりますが、こんなニュースがありました。

福山雅治、転売に厳しい姿勢 「強制的に永久退会」 ファンからは支持する声

そのような不正行為が発覚したチケットはすべて無効とし、当日入場をお断りいたします(出品者およびチケット申込者も同様)。取引が成立しなくても、出品をおこなった時点でご入場不可の対象となります。

その場合、チケット代金および各種手数料の返金は一切おこないません。加えて、チケットを売った方・買った方ともに、BROS.からは強制的に永久退会とさせていただきます。

(福山雅治オフィシャルサイト ーより引用)

 

こういう取り組みを、福山さん以外のエンタメ関係の方にも是非やって欲しい、と思いました。

5月に開催された、姫路の平成中村座のチケットが欲しくて、某チケット転売サイトを毎日覗くのが日課になっていました。初めの方こそ、定価+αの金額での売買が多かったですが、だんだんと値段が跳ね上がり、中には定価の倍以上の金額のものも。それでも、人気公演だった為、全てのチケットが売れていました。

もちろん、高額で売る方にも問題はありますが、そんな金額でも買う人がいるのも問題です。

私もチケット転売サイトを利用しますが、買う時は、必ず高額ではない、良心的な価格で買うようにしていますし、売る時も定額+手数料で収まるようにしています。どんなに見たい公演でも、プレミアチケットでも、決して高額では買いません。

中村座のチケットは、結局買えませんでしたが、後悔はしていません。本当なら、見たいファン全てにチケットが平等に行き渡って欲しいのですが、何故かどの人気公演も、転売か後を立ちません。そして、あり得ない金額で売りつけているのです。

平成中村座で例えますと、桜席と言う、舞台の上にある観客席かあります。そこは、対面で見る他の席よりも、少し安めに設定されています。その代わり、正面からではなく、舞台の下を覗く形で見ることになるので、全体を眺めることは出来ません。それを承知の上でならいいのですが、よく知らず安いからと言って、転売されている高いチケットを買っている人たちが多くて驚きました。

1度だけ桜席で拝見した事があるのですが、舞台全体を見れない一方、幕が降りてからの役者さんの様子とか、次の演目の準備と言う、普段見られない場面が見られて、意外と面白かった記憶があります。ただ、初めて歌舞伎や舞台を見に行く人には決してオススメしません。そして、そう言う席を、高値で売る神経を疑います。桜席のチケットを転売サイトで買った人たちは、舞台を楽しめたのでしょうか?

チケット売買システム自体は、とても有難いシステムでありますし、それを否定する訳ではありません。上手に利用すれば便利ですし、良心的な金額で売る方々もいます。本当はリセール制度(定額で売買出来るサービス)をもっと広められればいいのですが、メリットがないのでしょうか、あまり多くはないです(チケットぴあなどに制度あり)。

恐らく、福山さんのライブチケットでも、このような転売での不正が目立ったのでしょうね。ファンなら、是非見たいのは皆同じです。ファンクラブ等で優先されている筈なのに、何故かそのファンクラブからの転売も目立ちます。恐らく、複数チケットを確保して、良席以外を売るとか、そう言う場合も考えられますが、ファンでもないのにチケットを買って、高く売って利益にしている人も多いのではないでしょうか。

私が好きな人たちは、割とチケット購入率が高い場合が多く、チケット取りではいつも苦労しています。昨年、小田和正さんのライブチケットも、色々なサイトで申し込んだけど、全滅でした。そして、転売サイトでは、安くても定額の倍以上、と言う、あり得ない金額でした。

幸い、今年追加公演があったお陰で、見ることが出来ましたが、この追加公演でも、都市部のチケットはやはり高値で売られているようです。

チケットを確実に取れる方法として、まずは都市部を避けて、地方公演を狙う。TEAM NACSは、チケットが取れないと言われていますが、地方公演に絞ると取れる確率は高くなります。私はそれで、2回取れています(1度はコロナで断念しましたが💧)小田さんも、北信越公演に限れば、全てチケット確保できています。北陸在住なので可能とも言えますけどね。

そして、ファンクラブに入会する。NACSも小田さんも、会員に入っています。あと、劇団☆新感線のチケット公演のサイトにも登録してあります。本当は中村屋も入りたいのですが、会費が高いんですよね。それに、見てもせいぜい年に2〜3回程なので、元が取れなさそうですし。なので、せいぜいeプラスやぴあ、ローチケ等の先行予約ですね。

あと、1度関西での公演を見に行った際、アンケート用紙を書いたら、関西公演の案内が定期的に届くようになり、優先で先行予約が出来たりします。コロナをきっかけに、可能ならば、なるべく関西公演に行くようになりました。日帰りで行けるのと、JR西日本「おとなび」のお陰で、かなり格安で行くことが出来るからです(北陸新幹線で東京に行くのに比べると、ほぼ半額)。

チケット運がいいかと言われると、あまりいいとは言えません。一人だからか、割と見通しの良くない席が当たることが多いです。あと、音響の近くだったりとかね。個人的には、後方でもいいので、センターで見たいです。やや前方で端の方だと、見にくい場所があったりしますからね。あと、会場によっては、後方でも見やすかったり、前方でも見にくかったりする場合も。

そして、これは運なのですが、前方や横に座る方の存在も状況を大きくします。東京の方は、舞台を見慣れているからか、本当にマナーがいいなと、そこは感心します。大阪はやや悪い(ただノリはいい)。福岡は、観客の熱量が物凄くて、心の底から舞台や雰囲気を味わっているのを感じます(博多座、又行きたいなー)。

一方我が地元は。ダメダメです。役者やミュージシャンの一部でも、金沢のマナーの悪さは有名らしい。金沢公演でも、明らかに県外から来た人が多い公演だと気にならないのですが、地元民が多いと、本当にマナーの悪さが気になります。特に音を立てたり、頭や首を平気で動かす人が多い。

今年、小松で市川團十郎さんの襲名公演がありました。多くの方々がいらしていましたが、まぁマナーが悪いったらありゃしない。特に隣に座っていた、きれいな着物を来たお姉さんは酷かった。物音は度々立てる、多分着物を着慣れていないからか、じっとしていられなくて体がよく動く、そして挙げ句の果ては、2階席の前方だったのですが、「勧進帳」の飛び六方の引っ込みの時、体を舞台の方へ覗き込むようにして乗り出していました。まぁ、そうしたくなる気持ちは分かるけど、まるで子供が体を乗り出すようだったので、なんだかなーと思いました。

たまたまかもしれませんが、團十郎さんの公演の時、このようなお客さんをよく見かけます。多分、歌舞伎と言うよりは、團十郎さん目当てのミーハーな思考の方々が多いんだろうな。そしてその手の方々は、着飾っている率が高いので、嫌でも目立つんですよ。

まぁ田舎なので、そのような、着飾って出掛けるようなイベントが少なく、慣れていないと言う事もあるでしょう。それはよく分かります。私も始めの頃は物珍しさに、首を動かしたりもしましたから。

でも、舞台を見に行くなら、最低限のマナーやルールは守って欲しい。意外と演者さんたちは、しっかり見ていると思いますよ。某俳優さんは、ハッキリと「金沢は嫌い」と仰っているようですし。そのせいか、これという公演は来ないですね。今年は「巌流島」があったけど、よく来てくれたなと思いましたもの。演者さんたちには、また来たいと思われたいですし、こちらもちゃんとマナーを守りたいです。伝統と文化の街、と言われながら、観劇マナーが低いなんて、ねぇ💨

そう、その見られなかった姫路の平成中村座の舞台が、今度NHKで放映があるそうです😆嬉しい。平成中村座の演目がテレビで放映されるのって、珍しい。勘三郎さんが居られた頃は、WOWOWであったのですが、今は衛星劇場以外ではお目にかかりませんからね。

坂東玉三郎さんが、歌舞伎座での公演から退く、と言うニュースがありました。もう歌舞伎の舞台には立たないのかしら?と思っていましたが、先日、南座御園座での公演を発表されていました。と言う事は、この先は地方でしか見られないのかしら??多分、玉三郎さんも思う所があるのだろうな。もちろんご自身の年齢や体の事もあるでしょうけど、元々歌舞伎の本家出身ではない方なので、これからは縛られずに自由にやればいいと思います。

松竹はますます頭が痛いですね。一体誰を主に公演を興行するのでしょう??思うのですが、それなら、あまり歌舞伎座で公演を行えない面々にも、チャンスを与えてあげて欲しいのですが。

何かチケットの話から、また長々とした語りになってしまいました。個人的にチケットは、証明とか必須にすればいいと思うし、やむを得ず見られなくなった時は、リセール制度で定額+配送料で売買するシステムにすればいいと思うのですが。そして、高額チケットは決して買わない。ファンに平等に行き渡るシステムになる事を、心から願っています。